声に出して読みたい日本語-齋藤孝-

この人の本が好きで書いまくってた時期があったけど、一番メジャーなこのシリーズを読んだ事がなかったなと...

学校で習ったものや、音楽の事業で習った歌の歌詞、タイトルだけ知ってるものなど馴染みのあるものが多く掲載されていて、「当時は分からなかったけど今ならわかる」とか、「出だし見たら続きが自分の中から出てくる」という感じを読みながら体験をした本となった。
いろはかるたが江戸と京都で全部違うとは知らなかった。
あらためて夏目漱石の書き出しのインパクトがすごい。

「道程」-高村光太郎-
僕の前に道はない
僕の後ろに道はできる
ああ、自然よ
父よ
僕を一人立ちにさせた広大な父よ
僕から目を離さないで守ることをせよ
常に父の気魄を僕に充たせよ
この遠い道程のため
この遠い道程のため

「風姿花伝」-世阿弥-
秘すれば花なり、秘せずれば花なるべからず

「偶成」朱熹
少年易老学難成
一寸光陰不可軽
未覚池塘春草夢
階前梧葉已秋声

「方丈記」-鴨長明-
ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたる例なし。世の中にある人と栖と、またかくのごとし。

「夢十夜」-夏目漱石-
こんな夢を見た。
腕組みをして枕元に座っていると、仰向けに寝た女が、静かな声でもう死にますと云う

「草枕」-夏目漱石-
山道を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。

「坊ちゃん」-夏目漱石-
親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている。小学校に居る時分学校に二階から飛び降りて一週間ほど腰を抜かしたことがある。

「吾輩は猫である」-夏目漱石-
吾輩は猫である。名前はまだない。
どこで生まれたか頓と見当がつかぬ。なんでも薄暗いジメジメしたところでニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

a lot of fun

日常にあふれる楽しいことを忘れないように。

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