良品計画、「世界のMUJI」へ問われるポスト中国

やっぱり日本と同じ方向に大きな波が動くんだろうな。当たり前だな。と、起こった後にはわかるけど、その前にわかるか?
でもきっとすぐに質の時代になって、物価が上がって、安物が出て、でも以前の安物より質は上がって。の繰り返しで変化するんだな。今の自分達はどこだ??質の時代で価値を作るとこだ!上がり切ったらそしてちょっと抜いた価格破壊で普及するな。
パネルの安い家か!


2016/3/16 5:30
 「新常態」と呼ぶ「低成長時代」に突入した中国で、雑貨店「無印良品」を展開する良品計画が高い成長を続けている。中国が収益の大半を稼ぐ東アジア事業の2015年3~11月期連結営業利益は、前年同期と比べ2.1倍の116億円と、国内事業(146億円)に匹敵する規模にまで成長しつつある。ただ中国への依存度が高まる一方で、欧州など中国以外の海外は伸び悩む。「世界のMUJI」へポスト中国の戦略が問われている。

15年12月にオープンした上海の旗艦店には終日人だかりが絶えなかった(上海市)
 昨年12月に中国・上海最大の商業エリア、淮海路にオープンした「無印良品 上海淮海755」。開業初日は列が数百メートルにわたり、終日入場制限をかけなければならないほどだった。企画室の小塚文成氏は「今は開業初日ほどではないが、客足は途絶えていない」と話す。
 中国の店舗数は昨年11月末時点で140に達している。このなかで、上海淮海店は14年末に開店した「無印良品 成都太古里」(中国・成都)や昨年9月に店舗を刷新した「無印良品 有楽町」(東京・千代田)に次ぐ戦略店舗で、「グローバル旗艦店」との位置づけだ。飲食店「カフェ&ミール」や本と商品の複合売り場「MUJIブックス」、コミュニケーションスペース「オープンMUJI」を併設。中国市場を今まで以上に攻めていくという覚悟がうかがえる。
 成長鈍化が目立つ製造業とは異なり、中国の国内消費の動向は決して悪くない。中国国家統計局が発表した15年11月の社会消費品小売総額(小売売上高)は前年同月比11.2%増と、4カ月連続で増加幅が拡大している。
 消費が成熟化するなかで、無印良品の商品政策が評価される素地が整いつつあるとの指摘も聞かれる。ある外資系証券アナリストは、「国内経済の鈍化に伴い消費者の価値観が変化するなかで、無印のシンプルな商品コンセプトへの支持が高まるだろう」と分析する。松崎暁社長も「中国の消費は、『見え』から『実需』に移りつつある。これまではブランド物の商品を持つことが差別化につながると考えられていたが、今は違う。こうした変化は当社にとって追い風になっている」と話す。
 確かに中国事業の先行きに懸念を示す向きもある。SMBC日興証券の金森都シニアアナリストは「消費の変調でアパレル市場で過剰在庫が発生すれば、影響は皆無でない」と指摘する。既存店売上高の伸びも鈍化傾向にあるが、「MUJI」ブランドは中国市場で根付き始めており、中国事業の足腰は意外としっかりしていそうだ。
 問題は中国以外の海外事業の収益貢献のメドが立っていないことだ。欧米では旧型の店舗を改装したり、米ニューヨークの5番街に大型店を出店したりするなどテコ入れを図っているが、欧米事業の営業損益は赤字圏にとどまる。今後の持続的な成長には中国以外の海外事業の拡大が絶対条件だ。
 「次は、米国市場を取りに行く」。松崎社長はこう意気込む。幸い、北米では無印良品の商品が「禅」のイメージと結びつけられており、消費者の評判は悪くない。17年2月期は現行の中期経営計画の最終年度でもある。海外畑の長い松崎社長はかねて「次の中計期間からは独自色を打ち出していく」と話している。来期から立ち上がる次期中計で、米国市場でのシェア拡大に向け具体的な数字を打ち立てられるか。「アジアのMUJI」が「世界のMUJI」へ脱皮する上で、最初の試金石となるだろう。
(三島大地)


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